話したことを忘れないためのコツ

話した内容を忘れてしまう

こんにちは!
ハナサク会話堂 講師のさとです。

今回もハナ相こと『ハナサク相談室』のコーナーをお送りします。

ハナサク相談室

このコーナーでは、生徒さんからいただいた質問に僕がお答えしていきます!

それでは今回の質問です。

講座の中で「過去に話したことの続きを話題にするといい」というお話がありましたが、話した内容を忘れてしまうことが多いです。
忘れないための秘訣はありますか?
Gさん(30代男性)




「過去の続き」は知人相手の鉄板話題

「過去に話したことの続き」は、顔見知り相手との会話における鉄板の話題です。

「過去に話したことの続き」とは具体的にどういうことかというと、

例えば

前回会ったときに相手が「もうすぐ大事な試験があるんだよね〜」という話をしていたら、「そういえば試験はうまくいった?」とその後の状況を尋ねてみたり

前に相手から「有村架純ちゃんが大好きなんだよね〜」という話を聞いていたら
「そう言えば、もうすぐ有村架純が主演の映画やるよね」と相手が関心を持ちそうなニュースを教えてあげたり

このように、

以前の会話で得た相手の情報をからめた話題を振ってみることです。



「過去に話したことの続き」を話題にするメリットは3つあります。

一つ目は、

話題を振る前からほぼ確実に相手が食いつくとわかること。

「この話題で大丈夫かな…」と不安にならなくて済みます。

二つ目は、

ゼロから話題を探す必要がないこと。

過去の話題を再利用するので、話題探しが苦手な人には嬉しいメリットです♪

そして三つ目は、

相手が喜んでくれること。

自分の身に置き換えてみればわかると思いますが、前に話した内容を相手がちゃんと覚えててくれたら「私のこと気にかけてくれてるんだな」って嬉しく感じますよね?

それが例えば「ペットの名前」みたいな些細なことだと感動すら覚えるはずです。

そう、相手の情報を覚えておくのは「好意のあらわれ」なんです。

だから仲良くなりたい相手と話した内容は、小さなことでもしっかり覚えておいてあげましょう!



話した内容を覚えておくための秘訣

さて、前置きが長くなりましたがここで冒頭の質問に戻ります。

過去に話した内容をついつい忘れてしまう…。

こんな事態を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?



① 忘れないようにメモしておく

一番確実な方法は、記録しておくことです。

どうしても忘れてしまなら、忘れても大丈夫なように書き残しておけばいいんですね。

オススメは、スマホ(ケータイ)を使うことです。

スマホは常に持ち歩いていると思うので、メモ帳アプリなどに相手の情報を残しておけば、待ち合わせ前やトイレに行った隙にサッと確認することで過去の話題を振ることができるはずです。

もちろん出会った人全員の情報を書いておくのは大変なので、仕事で付き合いのある大切なお客様とか、片思い中の異性とか、「どうしてもこの人とは仲良くなりたい!」という相手のことだけでもメモしておきましょう!



② エピソードを引き出す

会話の進め方をちょっと工夫することでも、話した内容を忘れにくくすることができます。

それは、エピソードを引き出すことです。

人はただ情報だけを聞くよりも、それにまつわるエピソードもセットで聞いたほうが記憶に残りやすくなります。

一番わかりやすい例が「童話」です。

童話の多くには、教訓があります。

例えば、

「オオカミ少年」には、
「嘘ばかり言っていると、いずれ本当のことでも誰み信じてくれなくなる」という教訓があります。

「ウサギとカメ」は、
「才能に溺れて努力を怠ってはいけない」「まじめにコツコツ努力すればいい結果が訪れる」といった教訓を教えてくれます。

こうした教訓も、ただ「嘘をついてはいけないよ」とだけ伝えても子供は納得しないしすぐに忘れてしまいます。

嘘をついて痛い目にあった少年の話をセットで聞くからこそ、「僕は同じ目に合わないように気をつけよう」と思うし、記憶にも残るのです。

おそらく多くの人にとって「オオカミ少年」や「ウサギとカメ」の話をちゃんと聞いたのは何十年も前だと思いますが、今でもだいたいのストーリーは覚えていますよね?

これこそがエピソードの力です。

相手の話を聴くときには、ただ「住まいは横浜」「猫を飼っている」「読書が趣味」のような相手の情報だけを知ろうとするのではなく、それに関するエピソードを一緒に引き出すことを目的に会話していきましょう。



③ 忘れたら訊いていい

最後のコツはズバリ、

忘れたら相手に直接訊いてしまいましょう!

「この前はどんなお話ししましたっけ?」って(^-^)

相手が覚えていれば、「あ~、そうでしたね! それで、その後どうですか?」と定石通りに続きを訊いていけばOKです。

話した内容を完璧に覚えている人なんていませんから、
忘れたときは素直に訊いていいんです。



会話は対戦プレイではありません。

協力プレイです。

だから会話を続ける手段がわからなくなったときは、
自分一人で何とかする必要はありません。

遠慮なく他人の力を借りていいんですよ!



話し方教室ハナサク会話堂