質問攻めの回避策
こんにちは!
ハナサク会話堂 講師のさとです。
今回もハナ相こと『ハナサク相談室』のコーナーをお送りします。
このコーナーでは、生徒さんからいただいた質問に僕がお答えしていきます!
それではさっそく、今回の質問です。
会話を続けようとするあまり、相手を質問攻めしてしまいます。
Yさん(30代女性)
質問できることは素晴らしい
Aさん「お休みの日って何してますか?」
Bさん「カフェで読書したりしてます。」
Aさん「どこのカフェですか?」
Bさん「カフェって言っても、ドトールとかチェーン店ばかりですよ。」
Aさん「本は何読むんですか?」
Bさん「小説が多いですね。池井戸潤とか。」
Aさん「ヘぇー。他には休日なにしてます?」
Bさん「えっと〜、家でYouTube見たりとか。(話しづらい・・・)」
このように次々と質問攻めをしてしまうと、
相手は尋問を受けているような気になって
だんだんと話すモチベーションが下がってしまう場合があります。
ただはじめに言っておきますが、
自分から質問できることは素晴らしいです!
次々質問することが出てくることも素晴らしいです!
話すのが苦手な僕たちにとって、
質問(相手を喋らせること)は会話を続ける上での最重要スキル。
教室に来る口下手さんの中には
- 自分から質問できない
- 質問したいことが思い浮かばない
という方も多いので、
この2つがクリアできていることは自信を持っていいと思います。
質問することをガマンする必要は全くありません!
さて、質問攻めを回避する方法ですが、
方法は2つあります。
① 相手の答えを拾う
② 私の話しを短くはさむ
では順番に解説していきます。
相手の答えを拾おう
例えば冒頭の例文で相手の答えを拾ってみると、
Aさん「お休みの日って何してますか?」
Bさん「カフェで読書したりしてます。」
Aさん「ヘェ〜!カフェで読書とかオシャレですね!!」
↑相手の答えに対する感想を伝える
Bさん「いえいえ、それほどでも。」
Aさん「どんなカフェに行くんですか?」
Bさん「カフェって言っても、ドトールとかチェーン店ばかりですよ。」
Aさん「あぁ〜、チェーン店って気軽に入れますもんね。」
Bさん「そうなんですよ。レトロな感じの純喫茶とかも興味あるんですけど、なかなか入りづらくて。」
Aさん「わかります〜!新参者には敷居が高いですよね。」
↑相手の意見に共感
といった感じになります。
質問攻めしている感じは全くありませんよね?
ほんの一言でいいので「感想」や「共感」を伝えることで、
相手は「ちゃんと私の話しを受け止めてもらえた!」と感じるので、
あなたにお話しすることが楽しくなっていきます(^-^)
逆に相手の答えを拾えずにスルーしてしまえば、
次の話しを聞き出すために質問するしか手がなくなってしまいます。
これが質問攻めにつながってしまうのです。
また相手としても、
せっかく質問に答えてあげたのにそれをスルーされちゃったら・・・
「なんで質問してきたの?」って不審に思いますよね、フツーは(~_~;)
相手の答えを拾ってあげることは、
質問した側の義務だと思ってください。
私の話しを短くはさむ
Aさん「本は何読むんですか?」
Bさん「小説が多いですね。池井戸潤とか。」
Aさん「あぁ!いま人気ですよね。ドラマ化もたくさんしていて。」
Bさん「今は『ノーサイド・ゲーム』っていうのやってますよ。あとはちょっと前だと『陸王』とか。」
Aさん「『陸王』!見てました!終盤で『Little Glee Monster』の『Jupiter』が流れるたびに号泣してました!」
↑私の話しをはさむ
Bさん「あ〜、あれはマジでよかったですね〜。Aさんはドラマとかよく見るんですか?」
このように私の話しを短く伝えてみることも有効です。
相手も同じ体験をしたことがあるなら、親しみを感じてもらえます。
ただ、あくまで今の話し手は相手ですから、
「短く伝える」という点がミソです。
長々と語ってしまえば相手は「話しを取られた!」って感じますからね(~_~;)
まずは一言二言で私の話しを挟んでみる。
そして相手が食いついてきたら
(例文でいうと「Aさんはドラマとかよく見るんですか?」のところ)
もうちょっと自分の話しを披露してみましょう!