好かれる短所の伝え方
ハナ相 第10回「好かれる短所の伝え方」
こんにちは!
字が下手なことがちょっとコンプレックスの、ハナサク会話堂 講師のさとです。
というわけで、はじまりました!
ハナ相こと『ハナサク相談室』のコーナーです。
このコーナーでは、生徒さんからいただいた質問に僕がお答えしていきます!
それではさっそく、今回の質問です。
ネガティブに伝わってしまいそうで、自分の短所をうまく表現できません。
Oさん(20代女性)
ハナサクの講座では、自分のマイナス部分(短所、欠点、失敗談など)を話すワークがあります。
詳しくは講座内でお話ししていきますが、短所をうまく伝えられると次のような効果があります。
ー 人間味がでて親しみを持ってもらえる
ー 自分のイメージに合わない短所は魅力的なギャップになる
ー ユーモアセンスがなくても笑いがとりやすい
このように自分の短所は、人と仲良くなる上で強力な助っ人になってくれるものなのです!
だから是非とも、短所を伝えるコツを学んでいただきたいと思います(^ー^)/
しかし、自分に自信のない人はついついこんなことを考えてしまうものです。
「こんなことを話して引かれないだろうか…。」
「人間のクズだと思われて嫌われちゃうんじゃないだろうか…。」
もちろん、中には伝えたら好感度の下がる短所もあります。
同じ短所でも、魅力的だと思ってくれる人もいれば、ナシ判定を下す人もいます。
だから不安な気持ちもよ~くわかるのですが、このままではせっかく自分の魅力を引き上げてくれる短所を持っていても、誰にもアピールできなくなってしまいます。
それじゃもったいない!
そこで今日は、アピールしてOKな短所と、NGな短所。
その見分け方について書いていきます!
その短所には"可愛げ"があるか?
人に伝えてもOKかどうかを見分ける方法は簡単です。
それは、"可愛げ"があるかどうか。
例をあげると、「おっちょこちょい」とか「天然」なんてものは、可愛げのある短所の代表格です。
ちょっとドジな女の子に萌える男性は多いですよね?
それを知ってて、あえてドジっ子を装う人もいるくらいです。
(あざとすぎると同姓には嫌われますが(^^;)
他には、「ホラー映画が怖い」「絶叫マシンに乗れない」などの"情けなさ"や、「モテない」「貧乏」などの"プチ不幸"は相手をほんわかさせる可愛げのある短所と言えるでしょう。
逆に可愛げのないNGな短所はどんなものかというと、「故意に人を傷つける短所」や「多くの人が不快に感じる短所」です。
例えば「こそこそ陰口を言う」とか「昔はワルで万引きしまくっていた」とか「浮気グセがある」とか。
そんな「人としてどうなの?」と思われる短所は、当たり前ですがアピールしても逆効果です。
(というか、治せるところは治しましょうね(^_^;)
可愛げがあるかどうかの明確なボーダーラインはありませんが、「仮に自分がその短所を友達からカミングアウトされたらどう思うか?」を基準に考えてみましょう。
きっと、ほとんどのことはOKが出せることに気がつくのではないでしょうか?
可愛げがあってもNGな場合も?
一つ目の方法でOKサインが出た短所であっても、相手との立ち位置によっては言わない方がいい場合もあります。
まず、「友達」や「プライベートで知り合った人」が相手であればバシバシ伝えても大丈夫です。
もしそれでNGをもらってしまうようなら、単純に相手との相性が悪かっただけなので過度に気にする必要はありません。
伝える前に考えてほしいのは、「仕事関係の人」と「恋愛対象の人」が相手のときです。
仕事関係の人と雑談中に自分の短所を話すときには、「その短所のせいで仕事で大失敗したことがなかったか?相手に大きな迷惑をかけたことがなかったか?」を考えてみましょう。
例えば、「よく忘れ物する」という短所は、友達や知り合いに話す分には可愛げがあるOKな短所です。
でも、もしも以前に大事な書類を忘れて上司にこっぴどく怒られたことがあるにも関わらず、飲み会の席でその上司に「私、よく忘れ物しちゃうんですよ。この前も~」なんてニコニコしながら話してしまったら…?
「おまえ、前にも大事な書類忘れたことあっただろ!ヘラヘラしてないで反省しろ!」と、再び説教が始まってしまうかもしれません。
恋愛対象の人に話すときにもチェックは必要です。
「金遣いが荒くて貯金が溜まらない!」は友達なら大笑いで聞いてくれる短所ですが、これを好きな異性に話したら…?
考えるまでもなく、「恋人や結婚相手としてはナシだな」とNGをもらう確率が断然高くなりますね(^^;
嫌われることを恐れすぎると、無関心な存在まっしぐら!
色々と書いてきたので「嫌われる可能性があるくらいなら無理にアピールしなくてもいいかな…」と感じてしまうかもしれません。
でも、誰からも嫌われないようにしようと思ったら、どうしても会話の中味は平凡で無難なものばかりになります。
それでは極端に嫌われることはなくても、逆に誰かにとっての「特別な一人」になることも難しくなってしまいます。
あなたの個性が見えないからです。
個性の見えない人には、好きも嫌いも感じません。
ただの「無関心な存在」まっしぐらです!
それって空しいですよね?
まずは「運動神経がゼロ」とか「絶望的に音痴」とか、自分以外の人には迷惑のかからない短所から話してみましょう!
ちなみに僕の鉄板ネタは「お寿司はサビ抜きじゃなきゃ食べれない!」です(笑)
きっと今より仲が深まるのを感じられるはずですよ(^^)ノ