いきなり高度なスキルに手を出さない

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こんにちは!

一番好きなドラクエは「ドラクエⅥ」、ハナサク会話堂 講師のさとです。

本などのコミュニケーション教材でたまに見かけるスキルに、「タイプ分け」というものがあります。

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例えば、
「こういう人はリーダータイプです。数字や結果を具体的にして回りくどい表現は避けましょう」とか、
「こういう人は大ざっぱな性格なので、理論的な話しよりも感情を刺激しましょう」とか。


このように、「相手のタイプを見極めて、そのタイプが好む方法で会話をしていきましょう」といった高度なスキルです。
(恋愛テクでもよくありますよね?「プライドの高い男性はホメて頼れ!」みたいな。)




タイプ別の対処法を熟知するということは、ロールプレイングゲームで言うなら、炎の魔法も、水の魔法も、雷の魔法も、補助魔法も、すべて使いこなせる状態ということです。


そして火のモンスターには水の魔法を、水のモンスターには雷の魔法を、魔法が効かないモンスターには力を倍増させる魔法をかけて打撃攻撃で、といったように、相手に合わせた戦い方ができるようになるわけです。


なるほど、まさに会話の達人!
これならどんな人が相手でも攻略できそう(気に入ってもらえそう)ですね。

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じゃあ、口下手さんでも同様に色んな魔法を覚えれば、達人のようになれるのでしょうか?


残念ながら難しいでしょう。


口下手さんとそうでない人では決定的な違いがあります。
それは、基礎的な会話力です。


基礎的な会話力が高ければ「会話を続けること」が楽にできるので、相手のタイプを見極めたり、気に入ってもらうための有効な手段を考えたりと、プラスαの行動も素早く冷静にできます。


ところが口下手さんは肝心の会話力がまだ低いので、「どんな話題を振ろう?」「どんな質問をしよう?」と、会話を続けようとするだけで手一杯!
タイプを見極めている余裕はありません。
仮に見極められても、どう会話を進めればいいのかわからなかったりします。




一見、知っている魔法(=タイプ別対処法やテクニック)は多ければ多いほどいいように思うかもしれませんが、結局使いこなせないなら知らないのと一緒です。


むしろ数が多いと、どれを選択すればいいのか判断できなくて迷います。
そして迷えば迷うほど、沈黙が訪れます。
沈黙が続くと、余計焦ってパニックになります。


はじめは初歩的な魔法しか使えない方が、やることが明確なのでかえって戦いやすいものです。


そして実は、人並みに会話ができるようになるだけなら、初歩的な魔法だけで十分なんですよ。